迷いを捨てよ
6月2回目の練習は、前回に引き続き「蔵王」でした。独特なハーモニーの第8曲「樹氷林」を、パートごとに練習しました。ソプラノ、アルト、バスが、ほぼ3オクターブで同じような音の動きのところがあるのですが、メゾソプラノとテノールは、まったく違う動きなんです。2グループに分けて練習し、それぞれ音が合ってきたところで、全員で合わせました。2つの違う音の動きがひとつになると、味わいが深くなります。これが、合唱の醍醐味でしょうか。
さて、この曲は、パートによっては、音がいきなり飛ぶのです。アルトで、6度下に飛ぶところがあります。しかも、飛んだ先の響きが、いつもとは違う独特の和音なので、「あら?これでいいの?」と一瞬迷ってしまうんです。金沢先生から、「迷わないで。次の音にしっかり狙いを定めて」というアドバイスがありました。定めたゴールに向かって、迷いを捨てて進むことが大事、なんて、合唱も人生と同じだな、なんて考えてしまいました(笑)