乗り越えられない試練はない
3月1日、演奏会当日を迎え、無事予定のプログラムを終えることができました。演奏会直前、新型コロナウィルスの流行により様々な試練に直面しましたが、なんとか乗り越えることができました。「乗り越えられない試練はない」という言葉がありますが、先生方の的確なアドバイス、お手伝いをしてくださった皆さん、そして当日会場にかけつけてくださったお客様、その皆様のお力で、試練を乗り越えることができました。皆様、ほんとうにありがとうございました。
当日は朝9時過ぎから、男声は舞台組みの手伝い、女声は客席の拭き掃除、元団員のYさんは受付準備と、まさに全員で準備にとりかかりました。その後、控室での発声練習は、時間をかけてしっかりおこないました。いよいよ舞台でのリハーサルが始まりました。その場での立ち位置の変更などもありましたが、本番に向けての準備は整いました。
私は、伝承ホールは初めての体験でしたが、声が良く響き歌いやすい舞台でした。団としては約1年半、私はほぼ1年間練習してきましたが、その成果を出す事ができたと思います。お客様の感想の中に、「前回よりも良くなった」という声もあり、私たちにとっては最高のコメントです。
終演後、いつもならばロビーでお客様と面会しご挨拶していましたが、今回はそれも叶わず少し寂しい感じはありました。また、団としての打ち上げは中止となりましたが、「有志」の懇親会に半数くらいの団員と先生方が参加され、楽しいひと時を過ごしました。
最後に、私自身の感想です。前回の演奏会を聴いて入団し、昨年になってから練習を開始しました。「ブラームスをドイツ語で歌う」という、私にとっては大変な試練でしたが、なんとか歌いきることができました。練習日誌にも書きましたが、「ブラームスに魅せられた」ことが私には一番大きな出来事だったのかもしれません。試練を乗り越えることによって得られるものも、大きかったということです。
アンケートの詳細などは、3月9日の反省会のあと、お知らせしたいと思います。これからも、引き続き「慈音」をよろしくお願いします。