音楽の完成度を高める 2025.08.04
- jion tenor-o(テナオ)
- 8月18日
- 読了時間: 2分
練習メニュー
・発声練習
・アヴェ・ヴェルム・コルプス
・じゃあね・平城山
・アヴェ・ヴェルム・コルプス(おさらい)
8月最初の練習は、金沢先生のご指導でした。
発声練習に続き、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を練習しましたが、歌詞の発音、特に子音についてかなり丁寧に練習しました。子音には、摩擦子音と破裂子音があることから始まりました。摩擦子音には、しゃzなどがありますが、日本語にない子音としてfとvがあります。有声音のvについて繰り返し練習しました。摩擦子音と破裂子音の違いについて金沢先生から質問されましたが、誰も答えないので私が「摩擦子音は伸ばすことができるけど、破裂子音は伸ばせない」と答えました。つまり音が持続するかしないかです。「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の前半は、日本語にない摩擦子音の有声音である“v”を繰り返し練習しました。vを長く伸ばしていると、電気シェーバーを当てている時のような音になります。このヴ~(あえて日本語で書くと)が前後の母音とつながるのが、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の歌詞の最初の部分なのです。♪Aveとか♪Vereは子音と母音が密接につながっているので、そこが表現できるとラテン語の歌詞としても美しい響きとなってきます。考えてみると、ここまで丁寧に歌詞の発音を練習したことはないと思います。いわば、音楽としての完成度を高める貴重なご指導をいただいていたのです。
休憩の後は、「じゃあね」に続き「平城山」を練習しましたが、「平城山」のアルトパートの高い音域の部分に焦点が当てられました。「じゃあね」のアルトは、全体的に低い音域ですが、「平城山」ではソプラノとさして変わらない高音部分が出てきます。その高音を今日はトライしてみました。胸を張り、高音を出す時に両ひじを後ろにグッと引くことによって、高い音域をクリアすることができました。「皆さんもっと身体を使ってください」と金沢先生に言われてしまいました。
いろいろ学ぶことが多いこの日の練習でしたが、摩擦子音のお話のように専門的な内容だったにもかかわらず、笑いが絶えずいつになく楽しい練習でした。
これから長~い残暑が続き、あっと言う間に秋が終わってしまいそうですが、その短い秋のどこかで「戸山まつり」が開催されます。練習日も限られている中、毎回の練習を大切にしてきたいと思います。
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