新しい時代
令和最初の練習は、新しい時代の幕開けにふさわしい、記念すべき日となりました。なんと、見学者が3名もいらっしゃったのです!バス1名、アルトはなんと2名。ぜひ入団していただき、ともに合唱を楽しむ仲間になっていただきたいと思います。
この日は、いつもの学習室ではなく、ホールでの練習でした。小さな舞台があるので、少しでも客席を意識して歌おうということで、舞台に椅子を並べて座りました。男声は、椅子が並びきらず、舞台の前に腰掛けました。
金沢先生がお休みで、箭内明日香先生が、客席の真ん中辺に立ち、ピアノではなくピアニカを手に、発声練習からスタートです。発声練習も、舞台と客席という、いつもと違う距離感なので、「隣の人、前後の人の声を意識」してやってみました。
前回の最後に、金沢先生から「蔵王」という宿題があったので、さっそく第8曲「樹氷林」に取りかかりました。楽譜に「神秘的に」と書いてありますが、確かにハーモニーも、メロディも、歌詞も、神秘的でした。歌詞の中で、一番多く出てくるのが「うごめく」ですから…。
この日は、「樹氷林」1曲に集中して、とにかく仕上げました。最後に、明日香先生のピアノ伴奏で歌いましたが、普段と違う場で「客席へ歌声を届ける」という意識が感じられ、なかなかいい感じでした。あと1曲できるけど、何を歌おうかということになり、ブラームスもやりたいけどせっかくだから蔵王の第1曲「蔵王讃歌」を歌って締めとしました。真冬の蔵王で、樹氷の林の景観を堪能し、帰りの車窓から蔵王の雄大な姿を垣間見た…。そんな、私たちの「蔵王ツアー」でした。
令和という新しい時代に入りましたが、我が混声合唱団慈音も、新しい時代に入ってきたことを感じました。