練習日誌 20205.05.19
- jion tenor-o(テナオ)
- 5月28日
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5月2回目の練習は、金沢先生お一人のご指導でした。発声練習から丹念に指導していただきました。発声練習そのものは退屈(?)なものですが、正確で美しい音で歌うためにはとても重要です。スポーツの練習についてのあるエピソードを思い出しました。サッカーのあるジュニアチームが、毎日練習に取り組んでいました。ある日、数人の主力選手が、もっと実戦的な練習をしたいとコーチに直訴しました。コーチは、「来週、1日だけあるところに連れて行く。そのあと、もう一度君たちの話を聞こう」そして翌週、みんなが向かった先は、プロのサッカーチームの練習場でした。ジュニアチームの選手たちが目にしたものは…。毎日、自分たちが繰り返し取り組んでいた基礎練習でした。コーチは「もう一度聞こう。やはり実戦的な練習をするかね?」結局、ジュニアチームの選手たちは、より一層基礎練習に取り組んだということです。
金沢先生の発声練習で感じることは、目的が明確であり、手法が具体的であることです。私が察するに、口の奥の部分を広げて、音を響かせることが目的だと思うのです。そのために、舌を出したり鼻濁音から母音で歌ったり、具体的に口や喉を使って口の奥の部分を広げるようトレーニングをしてくださっているのだと思います。以前、高い音を出すための方法について、「頭の上の方から声を出す意識で…」とか書いてある本を読んだことがありますが、抽象的でさっぱり役に立ちませんでした。私たち混声合唱団「慈音」は、金沢先生という現役バリバリの声楽家に、ボイストレーニングをしていただいていることが超ラッキーだと思います。
曲の練習は、「平城山」から練習しました。各パートともに徐々に声がしっかり出てきて、全体のバランスも良くなってきたように思います。
続いて「じゃあね」を練習しました。休憩の後も、引き続き練習しましたが、少しテンポを落としてハーモニーの響きを確認しました。
最後に、「アヴェマリア」を練習しました。歌詞がラテン語なので、今までは 自分のパートを正しく歌うことだけを求めていましたが、これからは他のパートとのハーモニーを味わいながら、歌っていきたいと思います。
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