「増4度」と「完全4度」 2023.10.30
- jion tenor-o(テナオ)
- 2023年11月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年11月13日
10月最後の練習は、金沢先生のご指導で行われましたが、この日はうれしいことがありました。なんと見学の方がいらっしゃったのです。しかも男声!早速、発声練習や「移動ド」ウォームアップから、いっしょに参加していただきました。
「「移動ド」のウォームアップは久しぶりでしたが、皆さん音の「距離感」がつかめてきたような気がします。前回練習した「もみじ」と「赤とんぼ」の練習をしましたが、この日は階名で歌う練習を徹底しました。ほんの微かですが、小学生の頃「もみじ」を階名で歌った記憶がよみがえりました。
休憩の後は、「おおブレネリ」をやはり階名で歌いました。「移動ド」では、「シ」は「ti」と歌っていますが、曲になるとつい「シ」になってしまいます。この日は、できるだけ「ti」で歌うようにしました。というのは、実際に「si 」が出てきたからです。テノールで「so 」の♯が出てきました。これが「si 」なのです。
「おおブレネリ」の後半で、タイトルにある「増4度」が出てきました。Faからtiが「増4度」なのです。doからfaは「完全4度」ですが、doからmiまではそれぞれ全音でmiとfaの間が半音です。しかし、faからtiまではすべて全音になっています。見方を変えると、音階はdoからfaまでが完全4度、faからtiまでが増4度、つまり音階は「完全4度+増4度で成り立っている」ということになります。
実は、このことは前回明日香先生が休憩時間に説明してくださった「調が変わるとどうして♯や♭がつくか」ということと、つながっていたのです。♯は、新しい調のtiにあたる音につけて、faからtiを増4度にする。♭は、新しい調のfaにあたる音につけて、doからfaを完全4度にする。そういう働きがあるのですね。
「おおブレネリ」は、階名でしっかり練習して音取りをしたので、混声四部で美しいハーモニーになりました。
さて、この日見学で参加されたOさんは、一昨年入団したアルトのYさんのご紹介でしたが、「移動ド」の練習がとてもよかったということで、入断を前向きに検討されているとのこと。新しい仲間が増えることを、団員一同、心から祈っています。
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