「移動ド」の実践的学習 2023.03.20
3月2回目の練習は、金沢先生おひとりのご指導でした。いつもの発声練習から、すっかりルーティンとなった「移動ド」ウォームアップになりました。この日の「移動ド」ウォームアップは、ちょっとバージョンアップして、調を変えて歌いました。楽譜の最初の音を別な音に設定し、その後の展開はそのままということです。楽譜から五線を取っ払って、階名だけを頼りに歌うのです。だいたい問題なく歌えましたが、音の間隔が離れると違う音になってしまう(3度下になることが多いようです)こともありました。
引き続き理論編の学習です。ウォームアップの教本のはじめの方に解説があるのですが、これを読み合わせしました。書かれていたことは、
・ド。ミ、ソが基本。中でもドが基本中の基本。
・ラはソに、レはドに、ファはミに、シはドに解消していく性質があり。中でもシはドに向かう性格が強い。
・ラはシにも引き寄せられる性格があるため、ラシドとかシラシドなどという形になることもある
(これは、筆者が理解している内容ですので、用語や表現が教本と異なることをご了承ください。)
ということでした。
休憩後、理論学習の続きというお話もありましたが、前回お休みの人もいたので、「今日もひとつ」の最後の部分を歌いました。各パートを階名で歌ったのですが、階名で歌うと前半の理論的な学習がそのまま出てきました。この歌の最後はユニゾンなのですが、なんと「ファ→ミ」でした。ミで終わる事でファの緊張的な音程が「解決」されていたのです。この練習を続けていくと、♯や♭がいくつ付いていても、青木ヶ原の樹海に迷い込んだような不安を払拭して、正しいマッピングができそうです。
ちなみに、教本では「シ」のことを「ティ」と表記していますし、私たちもティと歌っています。その理由は、金沢先生が解説してくださいました。映画「サウンドオブミュージック」の「ドレミの歌」でもティと歌っていることが話題になりました。
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