「移動ドウォームアップ」の成果 2024.01.29/2024.02.19
ことしは新年早々、能登の地震などまさかの出来事が続きましたが、我が「慈音」の練習でもまさか出来事がありました。1月2回目の練習は29日で、2月第1回目の練習は5日と久々の2週連続の練習の予定でしたが、2月5日がまさかの雪で練習は中止となってしまいました。そんなわけで、2月の練習は19日1回だけとなってしまいました。しかも、金沢先生が体調不良でお休みということで、ここでもまさかの事態となってしまいました。 実は、1月29日の練習日誌がまだだったので、2月5日に2週分まとめて書こうなどと甘い考えでいたのですが、雪で中止となりそのままになっていました。さすがに、このまますっ飛ばすわけにもいかないので、間隔は空いてしまいましたが、2回分まとめての練習日誌です。
1月29日と2月19日は、両日とも箭内明日香先生のご指導でした。まず1月29日の練習から。発声練習に続いて、「移動ドウォームアップ」でした。以前練習したところのおさらいをしました。明日香先生の「移動ド」は、まさに身体で表現してくださいます。半音と全音の音の開きを、実際に足を小さく踏み出したり大きく踏み出したりして、眼で見てわかるように指導してくださいます。この日も、曲の練習にそのままつながるウォームアップをしてくださいました。
この日は、アカペラの混声合唱名曲選のおさらいと「新曲」の練習でした。1曲目は「埴生の宿」をおさらいしました。かなり久しぶりでしたが、ハーモニーもきれいでなかなかいい感じでした。2曲目は「緑の森よ」でしたが、少々ブランクを感じました。曲の中ほどで、アルトとテノールが先行するところがあったり、緊張感のある和音があったり、他の曲とはひと味違う部分も多く、各パート丁寧に音確認をしていただきました。3曲目は「おおブレネリ」です。しょっぱなから、歌詞の♪ホートラララが♪ホートランランランになっていることを指摘されました。「知っている歌」と思って歌っている歌詞が····実は楽譜通りではない典型的な例だと感じました。何度か繰り返して、ハーモニーも整ってきたように思います。
休憩の後は、「新曲」の「今日の日はさようなら」を練習しました。この曲は、女声が二声、男声は一声の三部合唱です。前半はソプラノ、後半は男声が主旋律を歌います。よく知っている曲ですが、前半と後半の繋ぎの部分の動きがあったり、後半も主旋律の男声のメロディラインが下がっているのに、女声のメロディラインは上がっていたり、編曲もいろいろ考えられています。まずは、音取りをして曲の雰囲気をつかんだところまでが、この日の練習でした。
少々日が空いて、2月19日の練習です。この日は、童謡曲集「赤い靴」から今まで練習した曲のおさらいでした。おさらいとは言っても、曲の感じをつかむために、ポイントの部分をコンパクトに練習しました。全員で主旋律を練習した曲もありました。「赤い鳥小鳥」「背くらべ」「金魚の昼寝」「どんぐりころころ」を続けて練習し、休憩となりました。
休憩の後は。今まで練習した曲で、ことしのコンサートの曲目の候補になる曲を、明日香先生が書き出してくださいました。
ーなかにしあかね「ひとつの時代」より ー
・「ひとつの時代」
・「忘れな草」
・「乾杯の歌」
ー髙田三郎「心の四季」より ー
・「風が」
・「みずすまし」
・「愛そして風」
・「真昼の星」
ー童謡曲集「赤い靴」より ー
・「赤い鳥小鳥」
・「背くらべ」
・「金魚の昼寝」
・「てるてる坊主」
・「どんぐりころころ」
・「花嫁人形」
・「靴が鳴る」
ーなかにしあかね「今日もひとつ」より ー
・「いつだったか」
・「今日もひとつ」
ー混声合唱名曲選より ー
・「おおブレネリ」
・「埴生の宿」
・「緑の森よ」
・「今日の日はさようなら」
・「はるかな友に」
・「雲雀」
これらの曲を中心に選曲していくことになると思います。 さて、休憩後の練習は、「花嫁人形」と「「靴が鳴る」を練習しました。
そして最後に、新曲「乾杯の歌」を練習しました。この曲は、以前のコンサートのアンコール曲として歌われた曲で、現在もホームページの写真に使われています。私も含めて半数以上が初めての曲だったので、基本的な音取りをしてこの日の練習は終了となりました。
この日の練習を振り返って印象的だったのは、音取りをした時にそれぞれ音程がしっかりしてきたように感じたことです。特に主旋律でないパートの音の動きが、以前より明確になったように感じました。この日練習した曲は、まだ「移動ドウォームアップ」の練習を始める前でしたが、「移動ド」に取り組んでから歌ってみると、曖昧な音程が少なくなっていることがわかります。「移動ドウォームアップ」の成果が少しずつ現れてきているように感じました。
Commentaires