うまく行く時は必ず理由がある 2024.09.02
9月1回目の練習は、箭内明日香先生のご指導でした。この日は、久しぶりにソプラノが全員揃い、見学者の方も参加されていつになく大賑わいという感じでした。これからの目標は11月4日(月祝)のコンサートですが、その前に「戸山まつり」があるので、その曲目選定も含めての練習でした。
まず、発声練習ですが、「息を吐き切る」ということを、繰り返し練習しました。息を吐き切ると自然に息が吸えるということを、体感しました。この「吐き切る」歌い方は、この日の練習の随所に出てきました。
発声練習の後は、コンサートでもオープニングに予定している「風が」を練習しました。この曲は、通常の歌の1番2番という区切りはないものの、4つの季節を歌っています。その中で、夏の部分は、男声が旋律を歌い女声がオブリガードという形になっているので、女声のオブリガードを特に練習しました。
続いて、「今日もひとつ」を練習しました。歌い出しの部分が、♪今日も/ひとつ/悲しい/ことが/あった…という歌い方になっている点を明日香先生から指摘され、ひとつの文章としてつながった歌い方を意識して歌いました。すると、はっきりわかる形で良くなりました。明日香先生から、「どういうことを意識して歌いましたか?」という質問がありました。「言葉の意味を考えながら」とか「言葉がつながるように」とか「ひと息で」など意見がありましたが、明日香先生から大事なことを言われました。それがタイトルにある「うまく行く時は必ず理由がある」ということです。そして、うまく行った時「どう歌えばうまく行ったか」を覚えておいて次回も同じように歌うことが大事であることも、教えていただきました。後半のソプラノの最高音も、前回の金沢先生のアドバイスの甲斐あって、きれいに出ていました。出来上がりつつあることを感じました。
休憩の後は。「戸山まつり」の曲目の候補と曲順の案を決めました。休憩後の練習は、この曲目を練習しました。
まず、『混声合唱名曲選』から「緑の森よ」、「おおブレネリ」「埴生の宿」「もみじ」を順に練習しました。会場のお客様といっしょに歌うことについては、今後の課題ですが、曲としては確実に仕上がっているように感じました。
最後は「乾杯の歌」です。まず、前半部分の長いスラーの歌い方を練習しました。歌い方によって、声も響くし言葉もきちんと聞こえることを、あらためて感じました。最終部分のソプラノの最高音も。きれいに出ていて、「戸山まつり」のステージを締めくくるには相応しい曲になりそうです。
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