今こそチャンス 2024.01.15
2024年最初の練習は、月半ばの1月15日でした。「明けましておめでとう」と言うには少々日が経っていましたが、昨年の最後に集まったのが12月18日で約1ヶ月ぶりで久しぶりに会ったので、皆さんで挨拶を交わしていました。団員は全員出席、先生方は三矢先生と明日香先生が参加されました。金沢先生が体調不良で欠席となり。全員参加はかないませんでしたが、新年早々良いスタートが切れたと思います。
発声練習と「移動ドウォームアップ」は、明日香先生にご指導いただきました。いつも金沢先生が言われる「喉の奥を広く開ける」発声をした後、久しぶりに「移動ドウォームアップ」に取り組みました。楽譜に表された音の間隔を、歌って体感するのが狙いなので、それをよりはっきりさせるために、メンバーを半分に分け一方は譜面通り、もう一方は最初の音をずっと伸ばすという練習をしました。ユニゾン~ハモリ~ユニゾンで、ハモっている時の音の間隔を耳で確かめるということです。久しぶりでしたが、音程もそろってきているように感じました。曲のおさらいは、「埴生の宿」を練習しました。♪おお我が宿よ…のところから、音符の長さが長くなるので、全員の音の長さをそろえることを、繰り返し練習しました。
三矢先生がいらっしゃって、「埴生の宿」の練習をしました。リズム(譜割り)と音程はおさらいしたので、三矢先生のご指導は、「音楽としてより良いものにする」ことを大切にしたものでした。特に、音の強弱の動きを、しっかり練習しました。
続いて「はるかな友に」を練習しました。久しぶりに歌ったので、初めは音程が不安定なところもありましたが、だんだん良くなりました。三矢先生からは、先生がいつも言われている「日本語として伝える」ことを指摘されました。もうひとつは三矢先生からご指摘があったのは、、ハーモニーについてです。混声四部合唱は、一般的にソプラノが主旋律、バスが低音で支え、アルトとテノールが内声でハーモニーの彩りを豊かにするという役割分担です。この曲は、アルトとテノールがそれぞれ半音ずつ音が下がってハーモニーに変化をつける個所があります。内声の音が重要な部分で、三矢先生がよく言われる「おいしいところ」です。ほかのパートの音をよく聴くことによって、そのハーモニーを味わうことができるというわけです。
実は、合唱の大きな楽しみのひとつが、これではないかと思います。幸い、現在取り組んでいるのは『混声合唱名曲選』ほとんどの曲は、誰もが知っている曲です。曲を一から覚える必要もなく、「移動ドウォームアップ」で培った音程の間隔を基に、美しいハーモニーの心地よさや醍醐味を味わうには、今こそチャンスではないかと思いました。
この日は、練習を早めに切り上げ、今年の11月から12月に慈音定例コンサートの開催について話し合いました。団長から、戸山生涯学習館で、近隣の友人や知人をお誘いして開催したいこと等提案がありました。まず日程の調整が必要なので、10月末から11月の土日祝日の各自の予定を調査し、先生方の予定とすり合わせて日程を決定することに決まりました。曲目等については、今後意見を交換する場があると思います。これからは、コンサートという当面の目標ができて、大きな励みになります。
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