口腔内を広く開ける 2023.11.06
11月最初の練習は、第一週なので久しぶりに2週連続の練習となりました。この日は、金沢先生とピアノの明日香先生の、お二人によるご指導となりました。
いつものように、発声練習から始まりましたが、発声練習をしながらあることに気がつきました。それは、声を出す時の口の形や動きです。舌を出したり、舌先を下の歯茎に押しつけたり、頬をふくらませる動きは、何のためにやっているのかということです。金沢先生がよく「奥歯を噛みしめないで」と言われます。つまり、口の中の奥の方を広くしましょう、ということなのです。鼻濁音からの発声も練習しました。「ンガ〜」と発声することで、やはり口の奥の方が広くなり、声がよく響くようになります。いろいろ手を変え品を変え、声が響く発声を練習させていただいているのです。
続いての「移動ドウォームアップ」は、新しいステージの練習でした。固定ドでは同じ音から始まるのですが、調が違うのでdoから始まったりlaから始まったりします。「長旋法」と「短旋法」の違いです。「短旋法」のla mi doでは、案の定doの音を取り間違えてしまいました。
曲の練習は、まず「もみじ」と「赤とんぼ」のおさらいをしましたが、全員で各パートを階名で歌いました。階名で歌う練習にも、少しずつ慣れてきたように感じました。
続いて、「おおブレネリ」を練習しました。全員で、主旋律を階名で歌いました。これは、しばらくルーティンになりそうです。ただし、主旋律の最初の4小節は男声、次の4小節は女声、その先はソプラノなので、3つのパートを歌うことになります。その後は、各パートに分かれて混声四部合唱で歌いました。
休憩の後は、四声のハーモニーが少しずつ変化し、その響きの違いが感じられるよう練習しました。特に、最後の♪ヤホホトラララを何度も繰り返し歌って、美しい響きになるまで練習しました。5つの違う和音を一つひとつ響かせる練習は、ふだんあまり時間をかけて取り組んでいないので、少し時間をかけて行いました。
さて、前回見学で参加されたOさんは、テノールの一員として歌っていただきました。前回の練習では、「両隣で歌っている人がいい声で、歌いやすかった」という感想をいただきました。両隣の人というのは、バス男さんと私テナ男です。お褒めの言葉をいただき恐縮ですが、Oさんが入団して活躍していただけるよう、微力ながら頑張ります。
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