自信を持って歌うこと 2024.10.14
11月4日(火祝)のミニコンサートも近づき、10月は練習の回数がかなり多くなっています。10月6日「戸山まつり」の翌日の練習に引き続き、1週間後の14日も練習がありました。この日は、三矢先生、箭内明日香先生、金沢先生が揃ってのご指導でした。
短い発声練習のあと、金沢先生に「背くらべ」「金魚の昼寝」「どんぐりころころ」「花嫁人形」のポイントをおさらいしていただきました。
引き続き、三矢先生の指揮で練習が始まりましたが、開口一番指摘されたのが、「音に言葉がついているのではなく、言葉に音がついている」ということでした。例えば♪どんぐりころころどんぶりこと いう歌詞は、まず「どんぐり」とか「ころころ」という言葉があって、それに対応する音がついて歌になっていると言うことです。今まで、いろいろ表現方法を変えて、三矢先生が言われていることですが。この点を意識してくださいというお話をされました。
まず、「風が」から練習しました。いつもよりやや早めのテンポでしたが、このテンポだと夏の活動的な響きが表現されていましたし、歌声やハーモニーに季節感が表れてきているように感じました。
休憩の後は、「いつだったか」と「今日もひとつ」を練習しました。「今日もひとつ」は、全体に流れるこの曲独特のリズム、シンコペーションのような、ジャズなどのアフタービートが合うようなこのリズムを、前回までの練習で、少しずつ身体が覚えてきたように感じました。ただ、最後の ♪ひとつ…ひとつ…ひとつ…と、各パートが重なっていくところは、しっかりとタイミングが合うように、何度か練習しました。
最後に、金沢先生におさらいしていただいた4曲を練習しました。各パートのバランスも良くなってきていますが、この日の練習はコンサートに特別ゲストで参加するI君がバスの一員として参加していたので、低音がよく響いてハーモニーにさらに厚みが感じられました。この4曲は、寺嶋陸也氏の編曲によって、聴きなれた曲が別の次元に高められているような気がします。それは、ダイナミックとも言えるハーモニーです。「花嫁人形」の2番の終わりでは、ソプラノとアルトの音がTiとLaと隣り合わせの音になっています。三矢先生からアルトのパートに指摘されたのは、タイトルにもあるように、自信を持って歌うことです。他の曲にも、このようなハーモニーは出てくるので、正しい音程で自信を持って歌えば、緊張感のあるハーモニーになりますが、自信がなく音がぶれると「音がずれている」ように聞こえてしまいます。まだ、少し自信のなさが見受けられますが、あともう一息だと思います。
三矢先生からもうひとつ指摘されたのは、「もっと遠くに届く」ように歌うことです。このことは、金沢先生からも「長く大きな息で」と指摘されていましたし、明日香先生からも「息を吐き切る」歌うことを指摘されていました。こちらも。もう一息という気がします。
コンサート本番まで、残り少なくなってきました。いい感じで来ているこの流れに乗って、本番を迎えたいと思います。
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